直傳靈氣(直伝霊気、じきでんれいき)とは
直傳靈氣(直伝霊気)は臼井甕男(1865-1926)→林忠次郎(1879~1940)→山口千代子さん(1921-2003)と継承された、海外のレイキの影響を全く受けていない霊気です。純粋な日本の伝統霊気を学べる世界で唯一のものです。
靈氣は1920年代に臼井甕男(みかお)氏が臼井靈氣療法として創始し、大正から戦前の日本で民間療法・治療法として確立し、広く活用されていました。そして、臼井甕男氏→林忠次郎氏→Hawayo Takata先生によってハワイで継続されたものが西洋レイキとして海外へ広まり、日本にも里帰りしました。今日では世界中で600万人以上の実践者がいる大変メジャーなヒーリング法です。
日本での靈氣は太平洋戦争・敗戦・占領の影響を受け、戦後の普及は絶たれてしまいましたが、海外へ広まったレイキが1980年代後半からに徐々に逆輸入されるようになりました。海外で大きな普及を果たしたレイキは、欧米のスピリチュアルな要素が付け加わり拡張された反面、元来伝統的靈氣が得意としていた代替療法・治療的側面が過小評価されるようになりました。また、本来は日本人の感覚に基づいた技法だったものが変形され、私たちにとって違和感のある部分も生まれるようにもなりました。
直傳靈氣(直伝霊気)は 臼井甕男→林忠次郎→山口千代子・山口忠夫(直傳靈氣研究会)と継承されて、戦後の西洋文化の影響を全く受けていない日本の純粋な伝統靈気です。当時の林先生が行っていた形をそのまま受け継いでいます。
山口千代子さん(1921~2003)は1938年に林忠次郎先生から靈氣の伝授を受け、以来嫁ぎ先の山口家で靈氣を生涯にわたり実践してゆきました。千代子婦人は家族や隣人の火傷、眼球の怪我、喉の負傷、急性肝炎、ヒョウソウ、扁桃腺炎、中耳炎、夜尿症などに靈気を活用し、治癒を通してその効果を実感しました。山口忠夫氏は山口千代子さんの四男として生まれ、誕生前より母より靈氣を受けており、兄弟の中でも身体の弱かった忠夫氏はその愛と靈気を受けて育ちました。そして幼少の頃から靈氣の指導を受け、多くの体験を重ねて来ました。この様に直傳靈氣(直伝霊気)は戦争・戦後を通して65年以上の時を経ながら、母から子へと愛情と共に伝えられて来たのです。その日本人の心に根付いている伝統的な靈氣の神髄に触れてみてください。
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